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「gooラボ ネットの未来プロジェクト」ブロガーミーティング【テーマ:レコメンデーション】

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AMNの「gooラボ ネットの未来プロジェクト」ブロガーミーティングみ参加してきました。

三回構成のミーティングらしく、今回のテーマは「レコメンデーション」。

amazonとかで出てくるアレですね。

NTTレゾナントの新技術実験室「gooラボ」の望月さんと徳永さん、「タワーレコード」渋谷店の副店長とワールドミュージック(5F)のバイヤーによる対談形式でスタート。
この手のイベントではIT系の人の話は良く効きますが、リアル店舗の人の話を聞けたのは新鮮味もあってなかなかおもしろい。

購買意欲を高めさせるきっかけとして、Webで機械的にできるものとリアルで人的にやっていることに類似点と相違点が共にあり興味深い。

システム的には、「入力」→「解析」→「出力」という流れがあり、精度を高めるために「入力」の取り方や「出力」の出し方など、リアル店舗でのノウハウを参考にしたいとのこと。

タワーレコードでは、各ジャンルにバイヤーと呼ばれる方々がおり、膨大なリストの中からまだ世間に知られていないヒットしそうなCDを見つけ出し店頭に陳列される。バイヤーの個人の勘?や経験で売れそうなCDを探し出してくるとのこと。

店頭での陳列の際にもかなり工夫がなされておりアイキャッチの書き方などで売れ行きも大きく変わるとのこと。ここでもバイヤー個人の感性が強い影響を与えている。

このバイヤーの勘や経験をシステムで真似るのはなかなか難しそう。

また、月に一回、タワーレコードでは、各店のバイヤーが集まり、それぞれのオススメのCDを紹介し合う場が設けられているそうで、その場で投票を行い人気の高かったものはタワーレコードのオススメ品として扱われるとのこと。

話をしてくれた店員の表情も印象的で、すごく楽しくてやりがいのある仕事なんでしょうね。

いろんな話を聞いた後には、参加者同士によるディスカッションも行われ、6人くらいのチームで「Webとリアルのレコメンデーションの融合で可能になる理想のレコメンデーションとは?」について議論。

結局のところ、「誰に薦められるかが一番重要なのでは」という情報の信頼性が重要という感じに。

なかなかWebでは真似できないという会場内の空気に

「もうしばらくリアル店舗は安泰」

というバイヤーの方の最後の一言。
リアルにしかできないこと、人にしかできないこともまだまだありますね。

その後、モヤモヤと一人で考えていたのですが、amazonなどのレコメンデーションを人の言葉とした場合、

「あなたが次にこのCDを買う確立は88%です。まちがいない」
「あなたはこのCDも好きですね。わかります」

みたいな印象なのかな?
自分の趣味・趣向などを勝手に押し付けられる印象で抵抗感があるのかも。

逆にバイヤーやブログなどでの紹介文というのは、

「自分はこのCDのこの部分がすごく好き」
「この作品に出会えてよかった」
「実はこの作品はこのアーティストの影響をうけている」

みたいな感じで、あくまで各々の感想的な表現が中心。
押し付けがましくなく、読んでいるうちに興味が高まってくるような。
実際に商品を手にした人が熱く語っているのを聞くとなんとなくそうなのかなと思ったり。

「あなたは○○でしょ」と「自分は○○です」というスタンスの違いなのかな?

そういえば、自分の個人サイトはレビューサイトでもあった。。。
実際に購入した人の意見を見たり、その人と交流して直接聞いたり。

結局その商品を好きな人に聞くのが一番なのかな。

そのあたりから考えれば新しいレコメンデーションも見えてくるのかも。

今回のイベントレポートはこちら

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