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ビジネスにするWEB2.0

ビジネスにするWEB2.0」というタイトルに導かれて、RTCカンファレンスに参加。

WEB2.0に関しては肯定的であったり否定的であったりといろんな反応があるが、「考え方としては悪くは無い。でもそれでもうかるのか?」という点について、ドリコムの内藤社長とウェブシャーク(電脳卸)の木村大将?をゲストとして迎えてのセミナー。

はじめて参加しましたが、手法は無敵会議ですね。
少しなつかしかった。

取り急ぎメモだけ。

◇Web2.0の捉え方

木村:ドラクエ1から2に変わったような印象、衝撃
→1は1人で戦い、2はチームで戦う...
らしい...(ゲームはよく知りません)

→ゲーム内容は一緒だが、ルールが変わった

概念だけではようわからん→ルールを見つけられた人が成功する
グーグルは最初からわかっていたのでは?
早く答えを見つけてその方向に向かっていきたい

内藤:昨年夏くらいからよく聞かれる
オライリーの論文もWeb進化論も実は読んでいない(爆)

ソーシャルデータベースの話をよくする
アナリストから聞かれるので、こう答えている

1.ソフトウェア業界、デスクトップからWeb化
2.ソーシャルデータベースという新しいインフラの登場
みんなが勝手に集めていくデータベース
→コンテンツより商業広告を集めたところが今後勝つのでは
3.Web広告のロングテール化

全体的に低コストでスケーラビィリティなサービスの
構築が容易になった
みんなが集めてくれる仕組み
集まってくれることでサービスがよくなるようにする

この二点がポイント

集めたものを、広告、課金、ECに変える
(内藤さんはいつもこの3点だけだと言ってますね)

Y!オークションが一番きれいなモデル
・勝手にあつまり、課金している

◇今の会社で注力している取り組み

木村:オープンにする 解放
人間ってどうなんだろう、信頼できるできない?
wikiなんかの信頼性は高いみたい
それなら、まず社員から信頼する
→ワークスタイル2.0 就業規則を変えた(無くした)

仕事だということをきちんと認識すれば、
何時に来ても帰っても構わない
7月からドロップシッピングを開始
アフィリエイトは中途半端
ネットの小売ビジネスをやる 配達だけはメーカが行う
センスのある人が商売をすればいい
あけっぴろげて流れにまかす
とにかくやってみる

内藤:1.CMS
ナレッジマネージメント
全てをWebで完結

2.ソーシャルデータベース→求人情報を集める
ブログオフィス→社内の興味融合知 クリッピング
もっといろんなDBを集められるのではないか

3.コンテンツマッチ広告

4.四つ目のビジネスの開拓

◇収益化へのタイミング、いつ収益化するのか

木村:ドロップシッピング イニシャルを無視すれば売れたら収益
物販を扱っている→差別化要因
(元々中小の店子を相手にしてきた)
今までになく注目されている

内藤:1.CMS
収益にはなっているが市場はもっと大きい
まだまだ中小企業が付いてきていない
今年末から来年くらいが市場形成のタイミング
質問:過去のくりかえしにならないか?
(昔にもウェブトップという概念はあった)
回線の強化、インターフェイスの改善により状況は変わった
デスクトップ→PCの性能に依存
Web→サーバの性能に依存

2.ソーシャルデータベース
データが集まらないといけない
その規模になるには時間がかかる
来年くらい
商業データは早くビジネスになる 求人、車、旅行など

3.コンテンツマッチ広告
規模はまだ小さい
Googleでも年間で100億はいっていないだろう(憶測)
コストと思われているサービスが広告により価値を変えていける
検索サービスはリスティング広告に変化、ブログは???
参入が少ない?→むずかしい
広告の数と媒体の数のバランス
マッチング技術
コストがかかるだけのメリットをだせるか

◇経営上の悩み?
木村:残業代が膨らんだ(ワークスタイル2.0の影響?)
サービス的には無い
内藤:人が増えて(毎月10%)いる
社内の一部ではてなやmixiが好きという人が出てきた
こういう人に限って会社に泊まって作っている
合宿にてサービスや技術成果の発表の時
ビジネスから入ると考えにくいスタッフがいる
→内藤さんとのギャップ
他社が好きなスタッフ(はてなやmixiなど)
2:6:2の法則→悪い2が出てくる

◇興味のある他の企業・事業
木村:最近は減っている?
昔はおもしろかった
サイドフィードの赤松さん→センスを感じる
わくわく感、脅威を感じる会社が出て来て欲しい
内藤:みんながデータを集めてくる会社
第四の広告配信技術の会社(アメリカ)
GMOフィードバーナ RSSに広告
RSSリーダーはある一定以上まではいかないのではないか?
先がわからなくなってくる、読めない
読めないので、売上無視のチームをつくる

◇今後の抱負
木村:7月のドロップシッピング
電脳卸のビジネスモデルの完成へ
内藤:サービスとしての発展とビジネスとしての発展
これまではバランスを考えていた
結果、サービスが少なかった
今年は無視してサービスを作っていきたい

◇質問1
開発、外注とWeb2.0の関係
自社で開発していない会社がWeb2.0のサービスをつくれるのか?
内藤:永続的発展をしなければいけない
作って終わりではなく、はじまり
とすると、外注ではむずかしい
木村:細かい動きができるなら外注でもいいが、やはり自社が良い

◇質問2
会社のイメージをどうよくしていくのか?
広報戦略
木村:楽しくないことはしない
何かやるときには目立つ、とがっていく
内藤:広報戦略はない
会社のポリシーとして他の会社のやっている事はやめよう
B2Bの会社にしてはめだっているのでは

◇質問3
一般の人にどれだけWeb2.0の魅力を伝えどのようにリテラシーをあげさせるか
木村:Web2.0というのが既にわかりやすくなっている AJAXなど
内藤:便利で楽しければ時間はかかっても勝手に広がる
早めるのは無理

◇質問4
携帯をプラットフォームとしてどうみているのか
木村:携帯は使わない
電脳卸は未対応
社内ではモバイルへの希望が多い
最近気付き始め
内藤:昨年末から携帯へのコンテンツマッチ
絵文字などはマッチ不可能??
女子高生、女子中学生などはPCなどまったく使わず
ブログを書いたり読んだりしている
→これまでは着メロなどのコンテンツだけだったが、
これからPCと同じ利用方法になっていくのではないか?
iアプリなどで使うようになる事があった
→ということは、3クリックが2クリックになるだけで、携帯でも
使うようになる距離感にあると感じている
その後、周囲の人たちとのディスカッション
今回のように、そろそろ概念的な話や、肯定否定を語るのは止め、本質的なところでどうビジネスに結び付けていくのへと視点を向けていきたい。

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Published in Web Business

One Comment

  1. えいゆう

    ソーシャルブックマークはアウトオブ眼中という感じでしょうか。やはり、Web2.0はビジネス2.0といってもよく、今までのビジネスのあり方をひっくり返すものとの感を強くします。あれからこのあたりをトレースしていますが、まるでマントル対流の変化のような、深いところでの変動をヒシヒシと感じます(←「日本沈没」にかぶれすぎ)。

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